放浪11日目-チェンマイツーリング。民族の村へ。
世界放浪11日目
わりかし寝苦しく8:00頃目覚めた。
扉を締め切っているのでムアムアする。ひとまず体を起こし、顔を洗いに2段ベッドから降りる。さて、出発の支度をする。
チェンマイで良さげなバイク屋をネットで探すもホテルから遠いので、とりあえず近場で良さそうなところに行く事にする。
ゲストハウス従業員のニーチャンにオススメを聞く。
しかしチャリだと思われたらしく、アプリ(なんのアプリだったか忘れた)をダウンロードすると無料やで!と教えてくれたが、原チャリと言うと仲介とかやってるけど、わりかし高いでと言われる。
自分たちで探す事に。
昨日ゲストハウスに行く途中にレンタルバイク屋があるのを見かけていたのでひとまずそこに行ってみる事に。
看板に
レンタル オートバイク クルマ 自転車
と書いてある胡散臭いショップへ。
まぁ行ってみるか。とお店前に出ているカウンターのメニューを見てみる事に。
150バーツ〜
という感じ。まあ、普通っちゃ普通の値段だと思う。
やすさを求めるともっと安いのはあるだろう。
しかし私はここのお店に決めた。
なぜならば日本語喋れるタイ人の人がいたから。
決め手はそれだけではない。
対応してくれたおっちゃんは以前は東京の高円寺にいたらしく、
私が立川に住んでるよ!と言うと
おっちゃんは立川はスクールがあったから知ってる!と言った。立川の日本語のスクールに通っていたというような事を言っていた。
立川駅北口のKFCでバイトしてたとか?
20年以上前のことらしく、私が知らない立川の事を知っている人とチェンマイで出会うとは。
さらには昭島の中神にも居たことがあるらしく東中神のスイコウロウでバイトをした事があるらしい。その時火傷したんだよーと火傷跡まで見せてくれた。
しかしどこかおっちゃんは楽しそうに話す。
私もスイコウロウには行ったことがあり、
おっちゃんとワイワイ話した。ここに決めた。
借りるスクーターを決める。
割と山奥に行くので、150ccくらいが良いよとの事だったので、250バーツとちょっと値をはるが150ccクラスにする事に。
パスポートは預けない場合デポジットとして5000バーツとの事。
海外では命の次に大切なものと言っても過言では無いパスポート。
預けない代わりにデポジット5000バーツ渡した。
デポジットなのでスクーターを返せば戻ってくる。
チェンマイは検問もたくさんやっているとのことなので、パスポートは預けないに越したことはない。
ホンダとヤマハがあるとの事で一通り車両をチェックする。
2ケツするので、後ろのステップが広く、足を置きやすそうなもので収納ボックスの広いヤマハのスクーターにする事にした。
色が赤と青があるとの事なので私のカラー赤にした。
半ヘルだがヘルメット2つもオプションで付いている。(無料)
1日レンタルなので次の日のam10:00までに返却ね。との事。
出発前、おっちゃんが雨降るかもだからとレインコートを貸してくれた。
近くに良いお店があってよかった。
ガソリンが無いので入れて行く事に。
おっちゃんに行き先をドイプイ村と伝えると91番か95番のガソリンで70バーツで十分といわれた。
返す時のガソリンは満タンではなく、今と同じくらいで良いよと言われた。
準備おっけー!行ってきまーす!といざ出発。
(中型二輪の免許はもっています。)
原チャリ(50cc)で日本各地を走り回っていた頃を思い出す。
そして150ccのスクーターの快調さに感動する。
日本で125ccのバイク買いたいなぁと思いを馳せる。
そういえばこの間、日本橋高島屋の展示会でトゥクトゥクを輸入して販売している人がを見かけたなぁ。良いなぁ。
チェンマイの城壁内、内回りを半周ほどしてUターン。モーン族の住む村の道へ。
道中、日本にもあるシェルのガソリンスタンドで給油を済ませる。
70バーツでも良いと言われたが、念のため100バーツ入れる事に。(バイク屋のおっちゃんに燃費を聞いておけばよかったと後悔。)
交通ルールは日本と同じ感じだ。
グングン進む。スクーターも電動モーターバイクの様にわりかし静かにグイグイ進む。
徐々に緑が増え山の中へ入って行く。
風を切ってすすむ。
生ぬるかった風から
ひんやりとした風がときおり当たるようになる。
同じようにスクーターで観光している人がちらほらいる。
途中、ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープというお寺付近に立ち寄る。
ここにはさらに奥に住むモーン族の人々の工芸品がズラリと売っていた。
モーン族はわりかし最近まで大麻?ケシ?などを栽培していたが国王が視察した際に一斉に整備されたとかで、観光地化し、民芸品を売る事で収入を得ているようだ。
あー、欲しい。バイヤーしたい。素晴らしい工芸品の数々に心が奪われる。
モーン族の街に行って買った方が安いかもしれないと、ここでは目星をつけるまでにとどまり、
再びスクーターでさらに山の奥へ進む事に。
欧米系のカップルが私たちの前を行く。
上り坂を進むにつれ、風が冷たくなって行く。
革ジャケットを着ているくらいがちょうど良い感じだ。
しばらく進むと分かれ道があった。
欧米系のカップルは前を走る4駆車と一緒に左の道を進んだ。私は分かれ道の前でグーグルマップで確認していた。(グーグルマップはオフラインでもGPSで位置情報がわかる。)
すると欧米系のカップルが戻ってきて指差してこっちこっちと右の道を指差して教えてくれた。私たちもつられて右の道を進んだ。
道路は舗装されているものの凸凹だらけで道も急な坂道。
途中景色の良い見晴らしができるスペースがあったので寄ってみる事に。
そこからはとある村が見下ろせる見晴台になっていた。
存在感のある雲に囲まれ、緑が鮮やかに茂る山に囲まれている。
あそこは何の村だろうか。
見晴らせるこの場所にも、村で遊ぶ子供達のキャッキャワイワイする声が鮮明に聞こえる。
景色を楽しんだところでさらに奥に進む事に。
私はグーグルマップの行き先を間違えていたようで、タイにもある桜の木が生えている村を目的地にしていたようだった。
しかしこの時、モーン族の村がさらに奥だろうとタイの森の奥まで進んでいく事になるのであった。
向かっていたのは
Ban Khun Chang Khian Christendom
というところでモーン族の村のもっと奥だった。
見晴台から先に進むにつれ道が悪くなってくる。
途中一部舗装されてない道もあり、スクーターで来る場所じゃないよな、、、と場違い感はあったものの、ここまで来て引き返すのもアレなので進む事に。
途中すれ違ったソンテオ?の人には笑われた。
チャリを積んだトラックなどがいたので、トレッキングのツアーなどではこの森の奥に行くようだ。
道が悪すぎて進むのは良いが帰れるだろうかと考えてしまうが最悪ヒッチハイクでもするかと開き直る。(割と車とすれ違う。)
すると村が近いのか道が舗装され始め、看板も出て来た。
屋台のようなお店がある。
どうやら村に到着したらしい。
民族衣装を見にまとったあとこの子が道を歩いていた。
ハロー?
と声をかけてみるがフルシカト。
多分話しかけられた事に気がついていない様子。
そこでも工芸品などが売っているようだが、行った時は閉まっていた。
また、桜の季節ではないので花も無かった。
ひとまず屋台で腹ごしらえをする事に。
お腹すいたーと自身のお腹を撫で回し腹ペコアピール。
屋台のマザーは気がついたようだ。ニヤリと笑って
麺どれにする?
と聞いて来た。
私はいつもの白い麺を選ぶ。
ちょっと席で待ってな〜
と席を進める。
少年が先にご飯を食べていた。
ハローというとうなずいた。シャイなようだ。
少年が食べているやつもうまそうだ。
黒い犬が何かくれとこちらをじっと見つめている。
少年は犬に骨か何かをあげていた。
少年にキャンディをあげた。
ペコッとうなずいた。
食べ終わった少年はお支払いをしてカブの様な乗り物に乗り、ノーヘルで颯爽と帰って行った。
食事が来た。うまそうだ。
肉団子が4つと細かいそぼろ状の肉がかかっている。カリカリした油の香ばしい衣も入っている。優しい味だ。うまい。
お腹も落ち着き、ひとまずこの村を散策してみるが、何も無い。
欧米系のサイクリングで別コースから来た人もいたようで、カフェでくつろいでいた。
山奥かと思いきや割とトレッキングなどで訪れる人は多いようだ。
来た道と同じ道で戻る事に。
ガタガタな道をなんとかスクーターで乗り越える。割と楽しい。いや、楽しい。
行き方向とはまた違い帰る方向はなんだか新鮮な景色だ。
行きで迷った右か左かの分かれ道。せっかくなので、行かなかった左の道を進んでみる事に。
すると先程は目に付かなかったのだが、モーン族の看板が出ているでは無いか。
やっぱりこっちだったかと先に進む。
すると、さっき見晴台から見た町がそこには広がっていた。
そう、見晴台から見えた町はモーン族の町だったのだ。スクーターを適当に止められるところに止め、民族工芸品が並ぶショップを見て回る事に。
素晴らしい工芸品の数々。
欲しい。たくさん欲しい。
ショップロードがあり、色々立ち寄りつつ進む事に。
良いショップばかりだ。
突き当たりまで行くと右と左で分かれ道がある。まずは左へ。
衣装を見にまとったおばちゃんたちもいる。
今度は右の方へ。
すると急な階段があり、良さげだなぁと思い登ろうとするとおっちゃんに
ちょっとちょっと!ここの道は10バーツだよ!払いな!
と叫ばれる。通るだけで10バーツかよ!
じゃあいいやと引き返す。
そんな情報地球の歩き方にも載ってなかったで、、、。
一通り土産物を購入する。時折カタコトの日本語を話せる人がちらほらいたので、割と日本人の観光客が多いのだなと実感。
その後はスクーターで帰路につく事に。
行きに寄ったお寺の前のショップでワッフル35バーツを買ってたべる。
できたてを作ってくれた。
ちょっと生焼け感はあったがうまい。
ここ一帯のお店は17時頃でクローズのようで店じまいが始まった。
そろそろ帰る事に。
時折チェンマイの景色を見下ろせるところもあった。
チェンマイの城壁まで一本の道につながっている。
チェンマイ市内になると若干渋滞に捕まったが、とてもよい旅であった。
ひとまずゲストハウスに戻る事にして、日が暮れた頃市内からちょいと離れたところにある夜市を見に行こうと計画する。
先ずは人休憩〜と部屋に戻ると、2段ベッド4台8人泊まる事ができるドミトリーが満室状態。
賑やかだなあと思いつつ、購入したお土産を置き、1時間くらい休憩したら夜市へ出る事に。
その前にスクーターを置いて良いか従業員のニーチャンに聞いてみようとグーグル翻訳。
もっと簡潔な文言で翻訳すればよかったのだが、余計な文言を入れてしまった。
バイクショップが18時で閉まって閉まったので一晩置かせて欲しい
というような日本語で翻訳したのだが、
ニーチャンの解釈は18時で閉まってしまったのでスクーターが返せない
となってしまったようで、電話などをし始めようとしてしまった。
あなたたちは何がしたい?
と翻訳画面を見せられる。
ここに置かせて欲しいと翻訳画面を見せ返す。
パーキング?
と言われる。
イエス!
と答える。
なぁんだよ〜という感じにニーチャン。
申し訳ねぇと日本語で言う。
と一悶着あり、とりあえずドライブに出掛ける。
夜のチェンマイも素晴らしい。
寺はライトアップされ、金色に施された寺が怪しく光る。
ひとまずは城壁内を一周。
城壁内の南の方では割と大きい夜市が開催されていた。
しかしここで時間を食うともう一つの夜市の時間が減ってしまうのでひとまずはスルー。
もう一つの夜市へ。
スクーターで城壁内内回りをはしり、
頭の中に入れたうろ覚えの地図でこっちだろうと進む。
すると賑わいがあった。
駐車できそうなところに適当に駐車して見て回る事に。
ご飯物の屋台から雑貨系と幅広くやっている。
ここにもモーン族の工芸品は売っている。
しかしやはり少々値段が高め。
ご飯物のところに戻り私は10バーツで売っている串焼きを購入。その場で食べる。
ポークの串焼きなのだが、あまじょっぱく味付けがしてあり、肉はプリッとしている。うまい。日本の白米が食べたい。
一通り見て回った後スクーターに戻り再び夜のチェンマイドライブに戻る事に。
適当に走っていたらよくわからない道に来てしまった。
チェンマイの市内からちょっと離れていたようだ。美人なオネーサンが集まるお店があったり、パリピミュージックが流れているおみせがあったり。
しかし夜のドライブ。良い。
ひとまず大通りに出てチェンマイ市内の方に向かう。城壁内内回りの道路に出たいため、城壁外外回りからUターンして内回りへ入る。
すると先程気になっていた市場がまだ開催されていた。
寄ってみる事に。
しかしながら、さすが観光地。
先程の少し離れた市場に比べると観光地値段である。
私たちは市場を一通り見た後は時間が21:00ということもあり、ゲストハウスに戻る事に。
本日はここまで。
チェンマイをスクーターでかけずり回ったお話。
ガソリンは未だfullマークが付いている。クッ。消費したい。
ゲストハウスは割と遅くまで賑やかだった、、、。
明日はスクーター返却の朝10時ギリギリまで朝のチェンマイドライブに出掛ける事にする。
それではまた。