放浪12日目-ゲストハウスに泊まれなくなる。チェンマイ→タートン
世界放浪12日目
蒸し暑さで目がさめる。8時頃の目覚めだが、一番乗りくらいの早い目覚めだったようだ。
密閉された室内には8人満室でレディースたちがそれぞれの格好で寝ている。
そう、みな下着である笑。お尻見えているで。
まともに服を着ているのは私たちくらい。
昨日7:30にはドライブに行こうと息巻いていたが、いざ寝てしまうと丸一日のドライブで疲れていた様子でぐっすりと眠ってしまい、結局このザマである。
しかしまだスクーターを返却するにはもったいないので朝のドライブに出る事にする。
8:30頃いそいそ支度をして出発する。
ゲストハウスの看板に布がかぶさっていた。
なんだろう?
ひとまず出発。どこかで朝市はやっていないだろうかとチンタラ内回りをはしる。
すると昨日夜市が開催されていた城壁内南側の市場に賑わいがあった。
朝市だ。
しかも室内の市場である。もちろん外にも屋台は出ている。
ここの朝市はあまり観光客がおらず、地元民らしき人々でごった返していた。
値段も安い。
ライスが袋に入って5バーツ。
安いおかずを買えば十分である。
ここでも私は焼きたてのポーク串を買う。
10バーツ。
プリッとアツアツで程よいあまじょっぱさ。
うまい。
魚も生きた状態でトレイに置かれているのでビチビチと跳ねている。しかもデカイ。
ゆっくり見て回り、そろそろ時間なのでスクーターを返しに行く。
ショップに行くと日本語ができるおっちゃんが奥の方にいて不在で従業員の皆が呼びに行ったり、どうするどうするとワタワタしたりしていた。
特に車体のキズやガソリンなどチェックされず、デポジットだけ返された。
おっちゃんに
ありがとう!また日本に来てくださいね!
と言ってお別れを告げる。
スクーターでチェンマイを回る楽しい旅が終わった。
10時に近い頃ゲストハウスに戻るとドミトリーにいた欧米系のレディース3人組がいた。
チェックアウトかな?と思うが清々しい表情ではない。
従業員のニーチャンに呼び止められ
英語でまくしたてられる。
その中で聞き取れたのは
チェックアウトとトゥデイとアイムソーリー。
そう、理由はイマイチわからないがここに泊まっていた全員チェックアウトをしなければならないようだ。
なるほど。朝看板に布がかぶさっていたのはその為か。
宿泊予定は後1日。
今日はチェンマイの寺を回ろうかと考えていたところだ。
さてどうしたものか。
とりあえず文句など言ったところで状況は変わらないし、なんと言ったって宿無し根無し草の旅人。
それくらい覚悟はして来ている。
とりあえず以前から計画していたタートンという村に急遽行こうかとなり、
バスの時刻表を調べると11:30の次が13:30。
支度をするも11:30には間に合いそうもない。
とりあえず荷支度ができたのでロビーへ。
お支払いをしていないのでしようとするもおばちゃんしかおらず、支払いの旨を告げる。
例のニーチャンを呼びに言ってくれたようだ。
1人180バーツ。1日90バーツである。
素晴らしい安さ。
本当にすまないとニーチャンは言う。
大丈夫よ!
と日本語で言うとニーチャンは大丈夫という言葉はわかるようで大丈夫?と聞き返してくる。
記念に私のminotimuステッカーを渡した。
私の顔がシールになったものだ。
コップンカーをする。
すると、次はどこへ行くんだと聞かれる。
タートン!
と伝えると、タートン?知らないなぁとのこと。
泳げる?と聞かれて泳げる!と答えたら
島も良いで!とオススメされた。
しかしニーチャン。わいらの目的の先とは方向逆や、、、。
またタイに来た時にでも行こうと心の中で決め、
オッケー!センキュー!と別れを告げる。
ここからタートンまでのバスがあるバス停まで1.8キロ。
重い荷物を持って太陽の光がチクチク肌を刺してくる中バス停まで歩く。
知らない道だと遠さなど関係ないものだ。
あっという間にバス停に着く。
そこらへんにいた従業員の人に
タートンチケットどこ?
と聞く。
そこよと指さされる。
センキュー!とお礼。
チケット売り場の兄ちゃんに紙に
13:30
THATON
90B?
と書いたものを渡したら
13:00と書かれた。
どうやらチケット販売は13:00からのようだ。
しかしTHATONと書かれたバスが目の前にある。
聞いてみるとこのバスの終点はタートンではないとのこと。
タートンまで行くバスは13:30のようだ。
バス停横にセブンがあるので水を調達。
チケットカウンターが見えるベンチで
しばらく日記を書いて待つ。
13:00になった。
するとカウンター内にいたおばちゃんが親切にチケットオープンしたよ!
と呼びに来てくれた。
タイの人は本当に親切だ。
早速購入する。
チェンマイ-タートン90バーツ
先駆者ブログの情報によると4時間の道のりらしい。
座席は指定だ。21番の席。
乗り込む時に運転手のニーチャンに荷物載せる?とバスサイドにある収納スペースの扉を開けてくれた。
私は大丈夫っしょ!とバス内に持ち込むことに。
2列シートと3列シートがある。
しかし思ったより狭い、、、。
足元にすら置けぬ、、、。
再び荷物を持ちバスから出る。
窓ガラスなどを拭いていたニーチャン。
私がバスの横でバックパックを持って佇んでいたら
ほらやっぱりー
と苦笑いして荷物をバスサイドの荷物入れに入れてくれた。
タートン!コップンカー!
と言って再びバスに乗り込む。
バスには割と人が乗り込んだ。
定刻の13:30に呼びかけもなく発車。
こちらも早々に尻が痛い。
シート固すぎワロタ、、、。
冷房は無い。
扇風機が車内の天井に付いている。
無駄に良いPanasonicの大型テレビが付いている。
窓から入ってくる風が心地よい。
車内では何度かチケット確認があった。
従業員の人が持っていた缶のチケットケースには、とっとこハム太郎のシールがベタベタ貼ってあった。
内側にはウルトラマンのシールまで貼ってある。
駅で乗って来たり、降りたり。
荷物を届けたり。
きっとこのバスにも毎日毎時間物語がありそうだ。
バスの運転手さんもすれ違う系列バスにクラクションで挨拶したり、道端にある屋台の顔見知りのおっちゃんにクラクションで挨拶したりしている。
その時バックミラーで見えた運転手さんの笑顔と白い歯を今でも覚えている。
トイレ休憩が1度あったくらいで車内販売などは無かった。
何度か山を越えたが、峠道を走っている際、割とスピードが出ている状態でカーブに突っ込んで行くのでヒヤヒヤした。
(心の中でバスが倒れる〜と何度か叫びそうになった。)
が、流石慣れている。問題はなかった。
タートンには4時間ぴったりの5:30分に到着した。
橋を渡ってすぐ左側のバス停というスペースなのだろうか?広いスペースがあり、そこでバスは止まった。
運転手さんは
タートン!タートンだよー!タートンタートン!
と何だか楽しそうに到着をお知らせしてくれた。
運転手さん長時間ありがとう。
もう1人バックパッカーらしき欧米系の女性が1人いた。
今回タートンでは泊まる宿を探していなかった。
ガイドブックなどに宿が何件かあることは乗っていたので適当に当たってみようとまずはバス停から1番近いと思われるアップルリゾートという所へ。
どうやら先ほど一緒に降りたバックパッカーもこちらに訪れようとしているみたいだ。
向かう道中コワモテの犬がいた。
もちろん綱は付いていない。
1泊350バーツ。厳しい、、、。
しかし値段交渉をしてみる事に。
4日泊まるのでプライスダウン、、、
とゲストハウスマザーに聞いてみると、
ツインで4泊1200バーツとの事。
友人と2人で旅をしているので割れば1日150バーツ計算。妥協。
すでに17:00を回っているし、割と疲れていた。
ちなみに先ほどのバックパッカーは2泊で700バーツ支払っていたので通常値段での宿泊のようだ。
ロビーにいる白くてデカイ犬が可愛い。
一度部屋を見てみるか?と聞かれたので確認する事に。
部屋は離れのコテージで風呂トイレ付き。
十分である。
しかし、WiFiが一応飛んではいるが使い物にならないものだった。
4日間ネット難民になることとなった。
まぁ、良い寝床があるならばそれに越したことはない。さらにコテージであるという事で十分贅沢である。
チェックインを済ませ、荷物を置き早速夜ご飯とお散歩をしに行く事に。
外はまだ明るい。
橋を渡った先にちらほら数件の屋台があった。
私の大好きなロッティの屋台があるでは無いか!
タートンのおっちゃんがロッティを作っている。こちらはどんなお味か。実食。
スコータイではオリジナルが5バーツだったが、こちらはオリジナル10バーツのようだ。
オリジナルを1つ購入。
味はシュガーミルク。
こちらは練乳のようなものをかけた後に砂糖をかけている。
生地は割としっかり焼いているのでサクッとしている。
食感的にはサクシュワッという軽めな感じ。
練乳の中にザラメがある。
タートンパパテイストのロッティ。
甘さは控えめ。うまい。
大通り沿いをさらに進むとスポーツジムの前にヌードルの屋台が。
お腹が空いている。早速注文。
もちろんノースパイシー。
出て来たのは野菜たっぷりのタイヌードル。
久々ににたくさんの野菜を食べたように感じるほどの野菜が入っている。
パクチーも入っていて香りが良い。
味もさっぱり塩味。
また、麺が一反木綿のような平たい麺で野菜と良く合う。うまい。
ここもこの屋台ママの味である。
お腹いっぱい胸いっぱいでゲストハウスへ戻る事に。
コワモテの犬がいて周りが薄暗くなるとかなり怖い。
部屋に戻るとベットの上にネズミのウンチみたいなものが点々と転がっていたが、まあ、気にしない事にした。
本日はここまで。
明日はお散歩します。
それではまた。