2018/5/15-2019/1/9 世界一周済

昔オレたちの時代はこうだったというオトナになりたくない。その②

昔オレたちの時代はこうだったというオトナになりたくない。その②

 


オレたちの時代はこうだった!
とにかくモノをうみだせ!つくれ!
学生時代デザインを学んでいた私は、

大学の先生にこう教えを受けた。

 

作らなきゃ!と最初は思っていた。
しかし、ショッピングセンターや物品展示会などに足を運ぶと、モノの多さにとても疲れる。
ふと思う。


もう、これ以上モノは必要無いと。

先生たちが生きた時代は高度経済成長の時。
モノを作れば作るほど売れた。儲かった時代。

 

デザインを学ぶ上で、次の時代を見据えることから考えなくてはいけないのでは無いか。

 

オレたちの時代はこうだったと教えを受けたところで、時代は変わっている。
次の時代は物を減らして行くことを考えなくてはいけないと私は考えている。

 

そんなデザイン業界?から少し離れようと足を踏み出したのが映像業界。

 

 

ここでも、俺たちの時代はこうだったという人は多い。

オレたちの時代はこれだけ働いた!だとかオレたちの時代はこうだったと言ってくるが、

 

その時代は終わっているよ!と言いたい。
地上波のテレビが天下を取り、テレビは偉かった時代は終わっている。


時間をかければ良いものが作れた。

それに対して対価があった。


今はネットに押されテレビ視聴率の低迷が続いている。


今と昔ではテレビの境遇も方向性も違っているのでは無いか。


テレビ番組を作っていた会社が企業のビデオパッケージやネット用映像なども請け負うようになってきている。

そう、テレビ番組だけではやっていけないリアルがある。

 

昔の働き方が今の働き方と同じにして良いのだろうか。

 


今、働き方の改革が叫ばれている。

俺たちの時代はこうだったという時と今とでは業務内容やスタイルといったことは変わっていると思う。

高度経済成長時代に働いていた人は長時間働いて、働けば働くほどお金や地位がもらえた時代かもしれない。


その時代に私たちは生きていないが、きっと今の非正規雇用などの人に比べて働いただけお金が貰えたのかもしれない。ロケで叙々苑の弁当が出ていたのかもしれない。

 

しかし今は正社員と同じ働きをしても、働かされても、

正規雇用のひとは残業代もボーナスも出ずアリのように働いている。

 

企業は非正規雇用で人件費を削減しているが今やそれは自分達の首を絞めているのみなのではないか。

 

正規雇用を増やし続けた結果、

今まともな正社員はおらず、今必死にかき集めるも、まともに続く人がいないなど、

派遣の私から見てもこの会社大丈夫か笑

としか思えない。

経営者の力量がみえる。

 

それでオレたちの時代はこうだったという人に私と同じ歳の頃の給料を聞いてみたいモノだ。

 

オレたちの時代はこうだったと言われても、

今の時代は違いますよということだけは確実に言える。

 

管理職の人間に多いと思う。

オレたちの時代はこうだったと言う人。

そんなこといつまでも言っていたら世の中変わらないし、あなたの会社はもっと変わらず、時代に乗り遅れますよと言いたい。

 

話が少しズレるが、

 今の車離れやビール離れとかにも少なからず影響していると思う。
若者にお金と休暇を与えれば必然的に外に遊びに出ると思う。

オレたちの時代はこうだったというモノが

結果的に首を絞めているのではないか?

 

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