2018/5/15-2019/1/9 世界一周済

放浪69日目-バラナシ散歩①

部屋は案外居心地が良い。

 

朝から何か儀式してるのが久美子ハウスから見える。

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昼頃にスーパーへ行くことにした。

サリー屋や雑貨屋が並ぶ細い路地を歩く。

道には牛や犬が人間など気にしないかのようにそこに存在している。

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牛のウンチも日常のように存在しているので踏んづけてしまいそうだ。フンだけに、、、。

 

 

ちーん。

 

だらし無い犬たち

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マップスミーで表示されるスーパーやマーケーットの表示は当てにならない。

 

色々歩き回ったが目的なものはなかった。

 

 

 

久美子ハウス前のガンガー沿いの汚い階段に腰掛けガンガーを眺める。

 

目の前には少年たちがクリケットをして遊んでいる。

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ガンガーで沐浴をしたり、ガンガーと言う名のお風呂に入ったりして、それぞれの生活を営んでいた。

 

日本語で話しかけてくる謎のインド人も何人か話しかけて来た。

 

私が男っぽい格好、と言っても、短パンにTしゃつとキャップをかぶっていただけだが、

日本語を話す謎のインド人2人組から

レディーボーイとあだ名をつけられ、

女なのにその格好変だよ!

などと言われた。普通に失礼だ。

お前ら失礼やぞ!と返しておいたが、そういうインド人がいるから、インド人のイメージが下がるのだ。

私の中のインド人のイメージはすこぶる下がった。

もちろん、人それぞれという事は分かっている。

 

引き続き階段でガンガーを眺めていたら

同じくガンガーを眺めていたインド人がいた。

アジャンターなど、あちらの方から旅行兼ビジネスで来ていたようだ。 

お母さんはエジプトの人みたい。

パキスタンとインドの仲についてや、日本の技術は凄いよ!

など色々と会話したが、英語だったので6割はイマイチよくわからなかった。

別れ際にまたねと心地よくお別れした。

インド人のイメージは少し回復した。単純笑

 

 

 

日本語で話しかけてくるインド人は他にもいる。

 

芸人になれるレベルで言葉のセンスを持つ者もいる。

時に楽しくインド人との日本語の会話で楽しむ。

ガンガー沿いで人目を気にせず寝ている野良犬。

あいつらはあそこがドミトリーだから、、、

とインド人はうまい具合に日本語を使いこなす。うまい、、、。

英語もヒンディー語も日本語も操れる彼ら。

単純にすごいと思う。

 

そんな巧みな日本語のインド人は深夜特急を知っていた。

深夜特急、全部観たらしい。

私も観なくては。

 

ガンガーを眺めていてふとインド人に質問してみた。

死ぬときはどこで死にたい?

彼は

分からない

と言った。

 

いつ死ぬかも分からないのにどこで死にたいかなんて分からない。

 

との事。そこで思う。

日本人はどこで死にたいかを考え、選ぶことができるかもしれない。

それは豊かな事かもしれない。

でも、その考え方は今を生きているだろうか。

 

彼らは今をまさに生きているような気がした。

気ままに無に。自分自身の時を過ごしているようにかんじた。

 

ガンガーは徐々に赤く染まる。

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観光船はブルルと音をガンガーに囁きながら流れに逆らい進む。

 

日が無くなる頃、川沿いの広場ではお祈りがあるようなので行ってみた。

今日は日曜日。人は沢山。

人々は川に向かって行われる祈りを見つめる。

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久美子ハウスに戻って深夜特急を観る。

沢木さんの語りに影響されて今日は久々にこってりめの文章にしてみた。

けど、まだまだアカンです。

それではまた。